少女コミックのパイオニア　花村えい子先生の作品を未来に引き継ぎたい。

2021年埼玉県川越市立美術館にて、カラフルな髪にキラキラの瞳という少女漫画の原型をつくった漫画家花村えい子さん（1929―2020）の原画や関連グッズを集めた特別展「画業60年のかわいい伝説　花村えい子と漫画」が開催され、「マーガレット」など少女漫画誌に掲載された原画約140点を中心に、「霧のなかの少女」（1967年）や「源氏物語」（2013年）の単行本、表紙を飾った60年代の「ショウワノート」、スケッチブック、付録の着せ替え紙人形、色紙など計約200点が展示されました。

大変光栄なことに、この2024年5月にエブリチャンスは、アートの歴史を遡る観点で、レジェンド的存在である花村えい子先生の娘さんのひろ子さん（芸能プロダクションのFMG会長：写真右側。中央は（株）アトリエえい子代表取締役河合みのりさん）と、えい子先生の実績、思い、この現在社会における若い世代へ引継げる様々な観点について、ディスカッションさせて頂きました。

ひろ子さんは、「母の絵のやさしさや品の良さに、時代が変わっても受け入れられる普遍性を感じる。改めて多くの人に知ってもらいたい」と話されておられました。