花村えい子
投稿日:2024-05-23
漫画家
日本漫画家協会名誉会員
大正ロマンを代表する画家の竹久夢二や、戦後、女性誌「それいゆ」を発行した画家の中原淳一に憧れ、女子美術大学に入学するも中退。
1959(昭和34)年、金竜社の貸本向け単行本「虹」に、『紫の妖精』を描いて漫画家デビュー。
1963(昭和38)年には「なかよし」(講談社)に『白い花につづく道』を描き雑誌デビュー。
以後「少女コミック」(小学館)「少女 フレンド」(講談社)「週刊マーガレット」(集英社)などの少女誌で作品を矢継ぎはやに発表するほか、可愛いイラストは、コミック 誌の付録や文房具にも使われ、少女たちの心をつかむ。
、読者が歳を重ねると共に週刊誌や青年誌、女性誌にレディースコミックの作品を発表、
山村美紗・連城三紀彦・内田康夫などの文芸原作 のコミカライズを手がけ、ミステリーコミック分野の確立にも貢献し、幅広い読者層に受け入れられる作品を発表。
2017年にはフランス国民美術協会主催の歴史あるアートサロン展「SNBA展」で招待作家として招かれ40点以上の作品を展示、正式会員になる。
星のたくさん入った大きな瞳やカラフルなヘアのイラストは花村えい子がパイオニアと言われ、生涯500点以上の漫画作品を残す。
2020年に永眠してもなお、新たなファンを獲得し続けている。