2023年05月14日、エブリチャンスが企画、運営する「王族ミュージアム」にて、最初のイベントとなる倉敷安耶・後藤夢乃による二人展「鋳物のマブ」がスタート致しました。
この「王族ミュージアム」ですが、一般的なホワイトキューブを基本としたギャラリーではなく、横浜市内にある「club王族」様と連携し、日曜祝日に、同空間を活用したミュージアムとして、様々な企画イベント、アート情報を発信していく場所となります。
今回は、二人展「鋳物のマブ」の作家であり、初のコラボレーション作品を手掛けた倉敷安耶さん、後藤夢乃さんを交えてオープニングイベントを開催しました。
美術館やギャラリーというアートを見慣れた簡素な空間ではなく、かといって、日常の中で常に触れることのできるアート空間でもない。
少し特別な空間の中で、これまでとは違うアートの魅力を感じて頂けると幸いです。
[Queen Mab/Maeve]
今回、初のコラボとしてお二人が制作された作品です。
倉敷安耶さん（左）後藤夢乃さん（右）
今回の展覧会のアーティスト倉敷安耶と後藤夢乃は、東京芸術大学修士課程で絵画を学んだ新進気鋭の作家として近年、活躍の場を広げています。
王族ミュージアムの会場は３つのスペースに分かれており、それぞれ部屋の雰囲気が異なります。
この作品は、2番目のスペースの中央に飾られています。
倉敷さんと後藤さんは、共に個展の名画や神話などから要素を引用し、現代的なパースペクティブを加えたイメージを創造します。
この展覧会向けに展示される初めての共同作成作品は、自らの経験とキャストへのインタビューを元にケルト神話の酩酊を冠する女王メイブ（あるいはマブ）を動機とし、女性に向けられる先入観や社会構造に問いかけを行います。
３部屋の内、一番奥の部屋に飾られている後藤夢乃さんの作品。
黒基調の、非常にシックで高級感のある部屋の中で、見るものを圧倒する存在感を放っていた。
３部屋の内、最初の部屋に飾られている倉敷安耶さんの作品。
グリーンのソファーが置かれた落ち着いた雰囲気の部屋に飾られた一枚。
倉敷さんの作品で馴染み深い、転写技法を用いて描かれている。
オープニングセレモニー当日は雨にもかかわらず、多くの方にご来場いただきました。
また、オープニングと言うことで、今回の作品に合わせたカクテルを倉敷さんがセレクトし、来客の皆様にご用意させて頂いたのですが、そのカクテルも非常に好評で、作品を楽しみながらカクテルの味も楽しんで頂くことができました。
今後、エブリチャンスが進めるプロジェクトのひとつ「藝食人Project」でも、アートとワインのコラボ企画を予定しております。
エブリチャンスの企画を通じてアートの新しい楽しみ方を発見してもらえると、日々の生活がもっと豊かになるのではと思っています。
後藤夢乃＋倉敷安耶２人展「鋳物のマブ」展
作家 ：倉敷安耶、後藤夢乃
会期 ：2023年5月14日（日）～9月24日
会場 ：「Club 王族」
〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町3丁目63-3
一般公開日 ：日曜及び祝日（変更になる可能性があります）
開館時間 ：12:00～20:00 18:30
料金 ：無料（一般公開日）
展示に関するお問い合わせ先
エブリチャンス合同会社
代表 ：川添隆司
(Mail) evchan@evchance.jp
