「ドクメンタ15」/「ヴェネツィア・ビエンナーレ」欧州アートツアー
(2022年6月~9月で1週間程度を予定)
・2大芸術イベントが開催される希少な2022年、ドイツとイタリアでアート旅行
アーティストから見たドクメンタ、ベネチア・ビエンナーレの魅力
ドイツとイタリアには有名な展覧会が3つ、アートファンであるなら一度は行った方がいいと言われているものがあります。
1つがドイツのカッセルで行われるドクメンタ。これは5年に1回行われるのですがアートの世界で一番権威があるとされていて、なかなかにシリアスで政治色も強い、難解ではありますが、現代アートの真骨頂とも言われるものです。
もうひとつが、同じくドイツのミュンスターで行われる、ミュンスター彫刻プロジェクト。これは10年に一度しかありません。こちらは彫刻と名前がついていますが、パブリックアートの展覧会というイメージの方が近いかもしれません。町中を自転車で回りながら作品を楽しめるイベントです。
最後にイタリアのベネチアで行われるベネチアビエンナーレ。一部の部門ではアートオリンピックと呼ばれたりしていて、各国が対戦するような形式になっているものもあります。前者2つに比べ、こちらはアートに興味を持ち始めた人にはとっつきやすく、入口として良いかもしれません。こちらは2年に一度行われます。
その3つが10年に1度重なり、その年はスペシャルイヤーと呼ばれたりしています。前回は2017年でした。
来年は新型コロナウィルスの影響で日程がずれ、珍しくヴェネチアビエンナーレとドクメンタの2つが重なりました。
今回も機会としてはなかなか貴重なため、来年はこの2つを頑張って見に行こうというアートファンや関係者が多いと思います。それぞれをしっかりと回ろうと思うとそれなりに時間がかかるので、ルートとかも少し調べていけると良いですね。
芸術祭はいろんな形式がありますが、主にその都市の美術館を拠点として街全体に作品やイベントが点在します。
普段入れないようなところに作品がひっそり設置されていたりとかしていて、少しその街を探検するような感覚があるかもしれません。小難しい印象を持たれるかもしれませんが、結構現地ではお祭りというような感じで盛り上がります。
他にはスイスのアートバーゼルというアートフェアもありますが、もし作品を購入したい、ビジネスとして考えてみたいという人がいれば、こちらに足を運んでみるのも良いかと思います。
アートフェアというのは現代アートの見本市のようなもので、1970年から毎年スイスで行われるアートバーゼルは世界屈指のアートイベントです。
ここを目指して世界各国のvipが毎年ここに足を運び作品を購入していくと言われています。ここでは古今東西の最先端のトップアーティストによる作品がずらっと並べらていますので、購入するつもりがなくてもここに訪れて大量にある作品をみて回るというのはとても面白い体験だと思います。
ベネチアビエンナーレは、島の中に国別パビリオンがあります。建物の大きさの違いやデザインも違って、その中でどう作品をインストールしていくかっていう勝負になってきます。
本当に国別対抗で戦争みたいなものなんですけど、予算も違えば館の構造も違う。
アーティストも違ってみたいな感じで結構、アートの入り口としたらすごく面白いんですよね。
ドクメンタにしろベネチアビエンナーレにしろ現代アートの最先端のトップがいろいろ集まっているものなんですよね。だからとりあえずアートにコミットしたいとか知りたいって思ったら、一回それに行っちゃうっていうのが一番手っ取り早い方法かもしれないです。
ツアー日程表(仮)
1日目 フランクフルト・マイン空港到着
→カッセルへ(電車で2時間弱) ド
クメンタ鑑賞スタート、
フリデリチアヌムより順次
3日目 ドクメンタ3日目
4日目 ドクメンタ4日目
→バーゼルへ(電車で4時間)、
アートバーゼル鑑賞スタート
5日目 アートバーゼル
2日目→ベネチアへ
(電車で7時間 or 飛行機で3時間)
6日目 ベネチアビエンナーレ鑑賞開始
7日目 ベネチアビエンナーレ2日目
8日目 ベネチア3日目、
ベネチア内の周辺展覧会鑑賞
9日目 ヴェネチア・テッセラ空港
→東京(飛行機で14時間程度)
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